テロの後のパリ、ソー駅周辺は穏やかな別世界

平成27年の1月、イギリスのロンドンからユーロスターに乗り憧れのパリへ向かいました。

しかし、パリは3日前にテロ事件が起こり、やっと昨日集結したばかり。パリで落ち合うようになっていた友達は、せっかく計画したんだから行くからね、と。私の本心は怖かったけど友達の気持ちも分かったので、思い切って行くことにしました。

ユーロスターは、私の心配を余所に誰のキャンセルもなく混んでいて、皆旅行ムードです。

しかし、パリに着くと様子は一変、ライフル銃を抱えたポリスマンが100メートルおきぐらいに歩いています。もう怖くてパリのシャンゼリゼ通りや中心街に寄って行く気になれませんでした。

周りを見回すと、フランス人ではなく旅行者と外国人ばかりがあるいているようなので、今日は外を歩き回らないほうがいいのかもしれないと思いホテルに直行。

ホテルは地下鉄B線の郊外なので、B線の乗り口までもくもくと下を向きながら歩きます。

ほとんど顔をあげずに俯いて地下鉄に乗っていたら、30分ぐらいでソー駅に到着、そして駅をでてビックリ。古い大きな家が立ち並ぶ静かな住宅街があり、フランス人が庭の手入れをしたり買い物をしたりしていたのです。

私が描いていたフランスのパリがそこにあったのです。ホテルは5分ぐらい歩いたところにあり、その周りはカフェやフランスパンのお店屋さん、花屋さん、フランスの家庭料理のお総菜屋さんがあります。こういうフランスにあこがれていた私は、テロのことは一切忘れて、友達と会うまで楽しみました。

何も有名なフランスの場所でもないし、行って見たいと思っていた場所でもないけど、私にとっては今回の旅行をキャンセルせずに来てよかったとこころから感じ、その夜の友人の待ち合わせのフランス料理のお店に向かいました。

次の日の朝早くに起きて、散歩がてら町を歩くとマルシェに出会え、フランスパンを買いながらカフェを飲むフランス人のきれいなマダムたちの真似をしたりして。

大きなフランス庭園も見つけられ、日曜日のジョギングを楽しむフランス人の休日をかいまみることができ、何とも言えない発見の多いフランス旅行になりました。

そして、今度来るときもソーのこの地には必ず立ち寄ろうと友達と約束しました。

一日前は、どうしてこんな時にフランスに来てしまったのかと、パリノードの駅では思っていたのに、こんな気持ちにしてくれたパリの郊外のソー駅周辺に感謝です。

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