スイスの秘境ブリエンツの魅力

友人2人と7月の中旬から末にかけて12日間のスイス旅行に行きました。

どこもかしこも美しかったのですが、中でも突出して魅力的だったのが湖畔の小さな町ブリエンツに滞在した4日間です。

ネット予約しておいたB&Bが大当たり。

暖かく出迎えてくださったオーナーに、宿泊するコテージを案内していただいた時点でテンション急上昇しました。外観がまずおとぎ話に出てきそうなかわいらしさで、内装もとってもオシャレ。部屋は広くて清潔、必要なものは全て揃っていました。

B & B Spycher-Sch?negg という個人経営の小さな小さなB&Bです。

そもそもこの旅行を計画した時点で私が熱望していたのが、「朝起きてカーテンを開けると、そこには妖精でも出てきそうな美しく静かな湖が視界いっぱいに広がる!」といいうシチュエーション。今思えば精神的に疲れていたんでしょうね。その願いが完全な形で叶いました。

朝ごはんは湖を眼下に眺めながら、お花が溢れるお庭でいただきます。同時期に滞在されていたイギリス人のご夫婦と観光情報を交換したりしながら、たっぷり時間をかけて美味しいチーズ各種などを堪能しました。

ブリエンツの魅力は何より、静かだというところ。地元の住宅街ばりに人混みとは無縁です。

ホテルが林立する紛れもない観光地ではあるのですが、団体のパッケージツアー客などは、ほとんどがお隣のインターラーケンに宿泊します。時間にゆとりがない人や、無駄を省きたい旅行会社などは交通の要になっているインターラーケンを選択するのでしょう。

そこから電車で15分ばかり先へ行って、あえてブリエンツに滞在しようというのは、我々のような「ゆっくりのんびり」型の旅行者。

宿のイギリス人夫婦もB&Bの宿泊予定は3週間だとおっしゃっていて、ある朝我々が観光へ出かけようと外に出た時には、水着姿でお二人並んでお庭で日光浴中だったりもしました。

ブリエンツ駅の真向かいには日本でも有名なロートホルン鉄道の発着駅があります。ここだけはさすがに賑わっています。が、ハイシーズンど真ん中にも関わらず、予約なしでも往復チケットを難なく購入することが出来ました。

真っ赤な電車で壮大な景色やたまに出てくる羊や牛を眺めながら登りに登って、目的地のロートホルン駅に着いた途端にその感動は訪れます。ネットや雑誌で目にしていた景色が現実となって、何百倍もの迫力をもって眼下に広がります。

コバルトブルーの水をたたえるブリエンツ湖には、真っ青な空に浮かぶ雲がくっきりと映し出されています。写真を撮ればまるで合成写真かのような非現実的な一枚が。いつまででも眺めていたくなるような、魔法のような絶景です。

その他にも、ブリエンツから鈍行電車一本であっという間に行けてしまう絶景スポットが数多くあります。

仙人でも住んでいそうな荘厳な雰囲気に圧倒されるアーレ峡谷。ジェットコースター以上のスリルを味わえるゲルマー鉄道(登り切った先にはダークブルーの世にも不思議な色をした美しい湖が待っています)トリフト山での片道2時間弱のトレッキングは、絶叫必須のつり橋、トリフト橋から眺める氷河の迫力ゆえに忘れられない思い出になります。

パラグライダーを体験しにインターラーケンにも立ち寄ったのですが、町中に溢れかえる観光客にうんざりし、口々に「ブリエンツにしてよかったよかった」と言い合いながら宿に戻りました。

湖を彩る夕焼けを眺めながらのディナーもとっても素敵でした。心が洗われるようなスイスの旅でした。

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