6月のサンモリッツは寒い、物価は高い

仕事でミラノに住んでいた時、有休を利用して1人で旅行をしました。行き先はスイスのサンモリッツです。

1番の目的は、セガンティーニという画家の美術館を訪れることでした。

それから列車で旅をしたいという願望があって、イタリアのティラーノという町からサンモリッツまでは急行列車が出ているのでぴったりだと思ったのです。

この急行はベルニナ急行といって、ヨーロッパの列車の中でも有名な観光コースです。

赤くて可愛らしい車体で、縦一面大きなガラス張りになっているので、アルプスの雄大な景色が楽しめます。日本語はありませんが解説も流れます。

この列車を予約して乗りましたが、行きは残念なことに曇り空でした。

この地方は雨が少なく、サンモリッツは年間300日が晴れだと言われています。なので、これは本当に運が悪いとしか言いようがないのですが、あまり綺麗な景色は見られませんでした。

それから乗り合わせたのが中国人の団体さんだったのですが、カメラを持って左右にバタバタ移動して騒ぎまくりで、落ち着かなかったのも残念です。

サンモリッツに着いてからはとても静かでした。6月の半ばだったのですが、かなり寒くて、長袖とカーディガンにトレンチコートを着てもまだ寒いという感じでした。

サンモリッツはまだオンシーズンまではいかなかったのですが、宿が高いので、ポントレジーナという列車で1駅くらいの近場に宿を取りました。

小さくて観光スポットは少ないですが、すごく静かで綺麗な町で、のんびりするにはぴったりでした。スパもあるので水着持参がおすすめです。

観光客はほとんどおらず、人懐っこい猫が歩いていたりして、可愛くてじゃれて遊びました。

ちょっと困ったのが高山病。高山病とまで言えるかわからないのですが、おそらく標高が高いせいで、着いた日は頭がガンガンしてろくに動けませんでした。

翌日にはだいぶ治まったので、山にも登りましたが、体調によっては無理かもしれません。

サンモリッツは賑やかで、見ごたえがありました。

目当てのセガンティーニ美術館に朝一番で行ったら、見事に誰もおらず、大きい絵を独り占めしてじっくり鑑賞できました。ちょうどサンモリッツの風景が描いてあったので、その景色も眺めつつ、とても贅沢な時間を過ごしました。

ようやく晴れたのでロープウェイで山に登ったら、空気が澄んでいるのでものすごく遠くまでクッキリ見渡せて、もう誇張ではなく本当に天国のようでした。こんなに美しい景色がこの世にあったのかと感動して、かなり長い時間山でぼーっとしていました。

町に下りても空気はやはり綺麗で、寒いですが満ち足りた気分で過ごせました。

物価はかなり高く、レストランで食事はおろか普通にスーパーで買い物するのも躊躇われるくらいなので、食事目当てでなければパンなど持参するのが良いと思います。

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