石の城壁に囲まれたスペインの巡礼地:ルーゴ

学生時代にヨーロッパを周遊中、友達と2人でスペイン北西の街ルーゴに行きました!

イタリアで知り合ったスペイン人のおじいさんが、12月、年末年始に自宅に招待してくれたのです。ドラマのような素敵な出会いを喜びながら、お言葉に甘えることにしました。

まずバルセロナを観光し、そこから飛行機に乗って近くの都市に飛び、さらにバスで1時間以上という長旅。ルーゴというのは観光地として有名ではないので、知り合いがいなければ行くことはなかったと思います。

バスで数十分のところに、サンティアゴ・デ・コンポステーラという巡礼地があるので、そちらには世界各地から巡礼者が訪れるようです。

観光地ではないとはいえ、ルーゴは古代ローマ時代に造られたという石の城壁に囲まれた、素晴らしい外観を持つ街。城壁や家に使われているグレーの石が美しく、清潔で上品な印象でした。

年末年始ということもあり、街にいるのは地元の人ばかり。飾らない生活を垣間見ることができました。

まず朝起きたら、散歩に出かけます。お年寄りだからかもしれませんが、結構早い時間に迎えに来てくれました。

散歩コースは色々でしたが、決まって城壁の上に向かいます。街をぐるっと囲んでいる城壁は、上が歩道になっていて、のんびり歩くのにぴったりなんです。

帰ったらおじいさんが貸してくれたマンションの一室で、チェスをしたりギターを弾いたり、なんだかおしゃれに過ごしました。

そしてお昼。おじいさんの奥さん、妹さん、姪っ子、時には隣人が集まり、豪勢な食事を楽しみます。スペインは昼食がメインらしく、奥さんが朝から市場に行って支度した料理が、スープから前菜から肉からリゾットからデザートまで、これでもかというくらい振る舞われました。しかも毎日。2~3時間かけて食べるので、終わると夕方が近づいていました。

また散歩して、家でシャワーを浴びたりして休んでいると、夜にまたおじいさんがやって来ます。今度は飲み歩きに行くんです。

スペインといえば、夜のバールのはしご。この時間が一番楽しく、印象的でした。

バールに行って、ワイン1杯頼むと、タパスを1品もらえます。店によって様々ですがどこも美味しくてボリュームがあり、サラミやカラマリなど定番のものから、ブタの唇といった珍味までありました。

これを3、4軒回ります。

おもしろいのが、お年寄り仲間と連れ立ってハシゴするのですが、みんな年齢を感じさせないパワフルさで喋りまくること。そしてお店の人もみんな知り合いで、おそらくよく知らない人まで巻き込んで盛り上がることです。

私たちはスペイン語がほとんどわからなかったのに、気にせずばんばん話しかけられ、不思議なことに結構意思疎通ができました。

ツアーでは味わえないとっても素敵な旅で、またいつかおじいさんたちに会いに行きたいと思っています。

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