サンクトペテルブルクの食事は期待できないかも?

20代前半の大学生の頃、夏休みを利用してサンクトペテルブルクに行きました。

ロシア語を勉強したことがあったので、一度ロシアに行っておこうというのが動機です。1人でツアーに参加し、1週間ロシア人の家庭にホームステイすることになりました。

他のツアー参加者も同年代の女性が多く、1人参加がほとんどだったので、現地では友達になって一緒に行動することが多かったです。

時期は9月の初めでしたが、サンクトペテルブルクはかなり寒く、冬用のインナー、トップス、ニットカーディガン、ジャケットを着込んでいました。

私がホームステイしたのはおばあさん一人暮らしと犬、猫が1匹ずついる家でした。毎日、朝夕と食事を出してくれるのですが、特にロシア料理というわけではなく、チリソースや醤油などが並べられることも多かったです。

ボルシチやピロシキなど馴染みのあるロシア料理は一度も出ませんでした。ただ、やはりサワークリームやビーツはよく使用するようです。ペリメニという水餃子のようなものや、穀物が主食代わりになることもあり、ロシアの家庭料理を垣間見ることができました。

正直なところロシアの食事はあまりおいしいとは言えないものでした。家での食事だけでなく、きちんとしたロシア料理レストランで食べたものも、日本で食べるものとは比べ物にならないほど低いクオリティでがっかりした覚えがあります。

唯一、ピローグという、ピロシキを大きくしたような揚げパンのような料理の専門店があって、それはとても美味しかったです。中身がサーモンや長ネギなど色々選べるのですが、日本でも馴染みのある具材が多く食べやすいものでした。

それでも最終日、ズッキーニのサワークリーム煮が美味しかったとおばあさんに伝えると、喜んでレシピを教えてくれました。さらに日本では生のビーツが入手しづらく、缶詰でも見つけるのが難しいという話をしたら、なんと泥つきの生ビーツを袋にいっぱい詰めて持たせてくれました。

びっくりしましたがすごく嬉しかったです。ロシア人はあまり愛想笑いなどしないので、最初は怖いと思っていましたが、打ち解けるととても優しいのがわかりました。

もうひとつ辛かったのは、水が汚いことでした。水道水は、砂か何か混じっているのかザラザラした舌触りで、おかしな味もするので飲むことはできません。それどころか、歯磨きのあと口をゆすぐことすらためらわれました。シャワーは我慢していましたが、あとはミネラルウォーターを買って使っていました。

料理は全て火の通ったものでしたが、味がまずいのは水のせいもあるのではと思っていました。

街並みはとても美しいですし、ロシア人との交流もとても興味深いものです。ただ、食事に関してはある程度覚悟してから行ったほうが良いと思います。次に行くならインスタントの日本食を多めに持って行ってしのぎたいです。

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